寝ながらは学べませんでした。むしろ寝ました。

寝ながら学べる構造主義 ((文春新書))

寝ながら学べる構造主義 ((文春新書))

大学2年生のとき、授業で指定された本ですが、結局読まずにその授業を終えたという酷い前歴を持つ本です。私の中で、なんとなーく、本当になんとなーくだけど、構造主義が分かった気がする。以下自分のためのメモ。

  • ソシュール
    • 「記号」(signe)
      • 「蜜柑の皮」と「将棋の歩のはたらき」など。「蜜柑の皮」がsignifiant(シニフィアン)「しるし」「意味するもの」で、「将棋の歩のはたらき」がsignifie(シニフィエ)「意味」「意味されるもの」。この2つを合わせたのが「記号」で、「しるし」と「意味」の間には因果関係は無い。
    • 「徴候」(indice)
      • 「あくび」など、他のものと因果関係が認められるもの。ここでは眠気との因果関係が認められる。
    • 「象徴」(symbole)
      • トイレの「スカートをはいた人型の赤色のシルエット」など。「記号」と似ているが、現実のものと何らかの関係がある部分で異なっている。
  • バルト
    • 「ラング」(langue)
      • 国語というか母語というか。ある共同体で使われる規定された言語。外からの規制。
    • 「スティル」(style)
      • 個々人の言語感覚というか好みというか。内からの規制。
    • エクリチュール(ecriture)
      • 言葉遣い。選べるが、それは既に性格付けをされており、その選んだ言葉に合わせて行動などを変える。
  • レヴィ=ストロース
    • 「人間社会は同じ状態にあり続けることが出来ない」
    • 「私たちが欲するものは、まず他人に与えなければならない」
      • 人間の本性は贈与であり、何かを与えられたらお返しをしなければならない、という人間の義務感によって世界は常に変化し続けている。この世界は上記2つの暗黙のルールによって成り立っている。
  • ラカン
    • わかったけどわかんない。